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ちょっと偉そうなタイトルになってしまいますが、なかなか来訪される方が少ないようなので、
検索ヒットを狙ってこのようにしてみました。「東大理V」と表記されるケースも多いようですが、
理科三類ですから「理三」が正しいようです。ちなみに当時の駒場では「SV」が略称でした。
今日は、理三に限らず、医学部受験全般についてお話しさせて下さい。私なりに最も大切に
感じるのは「バランスの良さ」です。1科目だけ強くても、受験は「総合力」ですから、いかに
全体の力を伸ばしてゆくかが肝要でしょう。
そうは言っても、中途半端な力量では全く得点になりません。よって、「広く深めに(「深く」は
時間的に無理です!!)」ということになります。
「なーんだ。たくさん勉強するんじゃん!」と思った方、アタリマエですよ!まず最終目標で
ある入試問題はすべて目を通しましたよね。これ意外と大切です。向かうべき目標がわかって
いないのに適切な対策がとれるわけがありません。
で、納得して頂いた諸君は過去問と格闘を開始するわけですね。
初対面で解けるわけもありません。そこで「解答の暗記」を開始します。
ちょっと待ったーーー!!
オイオイ、何ですぐに答を見ちゃうんだよ!!過去問は諸君の頭脳を鍛える大切な大切な
材料なんだゾ!!解答見ちゃったら、せっかくの素材が……
わかったかな?「自力で解く」んだ。調べていいんだよ。初対面だゾ。調べなきゃできるわけ
ないだろが!辞書を引きまくる、参考書を調べまくる。でもそれだけでできるものではないこと
を悟ります。結局「自分で考えなきゃいけない」事に気付きます。来週入試だったらしゃーない
けど、まだ時間はあるんだ。1週間くらい考えこんでもいい。考えに考え抜いて、しばらく放っと
いて、さらに考えてやっとこさ答を見るのだよ。
過去問の正しい利用法、わかって頂けましたか? よく解って頂けた諸君でも、実践するの
は大変ですよね。今後授業(通信制ならびに講習会)も行っていきますが、基本理念は上に
述べたような事なのです。これをもう少し具体化したものが私の授業になります……。
(07年08月31日;以前のHPからの転送です。)
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