コンセプト

大学受験(特に医学部受験)について

 最近の傾向として「大学に入学した後も役立つような深い知識」と称して、受験生の負担を
増やすような傾向が予備校に見られるようです。すべての教科で高得点が要求される医学部
受験生にとっては、「過剰」とも言える内容を課すこととなり、負担となっているケースが多いよ
うに思われます。当然の事ではありますが、入試は「高校範囲の運用力」が問われています。
大学の範囲を学習することは、私の経験では、入試を突破する上で、まず不要です。


 日本人特有の癖の1つとして「縦割りを好む」ことが挙げられます。お役所のように、壁を作っ
て「自分の領域を守ろう」とする癖です。専門性という大義名分の下に、「上に積み上げよう」と
する結果、このようなことが起こるわけです。
 でも考えてみて下さい。小学生に対して、「俺は積分ができるんだ。将来役に立つんだぜ。」と
言って披露したところで、彼らにとっては(少なくとも今は)必要無いはずです。
受験生にとって必要なのは「現在(近い将来)、要求されている範囲」での運用力なのです。
(大学の範囲の勉強を端から否定するつもりはありませんが、入試で必要とされている範囲を
マスターし、得点力を身につける方が先決なのです。)


 二見総研では、従来の予備校の「縦割り」的な発想を排し、徹底した「横割り」的な発想で
訓練を行います。数学には数学の考え方、化学には化学の考え方などというものはありま
せん。「1つの頭脳で複数の科目を指導する」ことにより同じような発想で学習をしていきます。


 しかしながら、これは指導する側から見れば、1人の講師に多大な負担がかかります。
また同時に、1人の講師の存在が大きくなり過ぎてしまいます。当然ながら大手予備校では
行うことはできません。大手予備校に在籍している時代には、到底実現不可能であった
「全科目を1つの頭脳で指導する」という過去に無いプロジェクトが胎動を始めております。


 受験生からしてみれば、いろいろな科目を「1人で」学習しているわけです。つまり、「複数の
科目を1つの頭脳で」こなす必要があるわけです。各科目の先生方1人1人の考え方まで詰め
込んでいる余裕はありませんし、過剰な負担の素になる可能性も否定できません。


 また、特に理科においては「言われてみればアタリマエ」という発想を植えつけます。
難しい理論を学んだり、複雑な数式を扱うと、その高級感に満足してしまうことが多々あります
が、入試は制限時間内の勝負なのです。緊張もします。その状況で「勝つにはどうすべきなの
か」を中心に指導します。
 人間は追い詰められた状態では、難しい理論や複雑な数式は頭の中から吹っ飛んでしまい
ます。頼りになるのは「アタリマエ」という感覚だけなのです。そこを原点とするからこそ、入試と
いう特殊な状況の中で「1歩だけ先んじる」ことができるわけです(満点なんて取る必要はあり
ません。少し余分に得点すれば「合格」なのですから!)。


 私は入試(大学、中学問わず)を「人生の大勝負の1つ」と位置づけております。
受験生の皆さんの大勝負にできるだけ大きな力添えとなれるような指導を心がける所存です。


授業の特長も御覧下さい。

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